行政書士の講座は講師で大きく変わってしまう可能性が高い!

行政書士の通信講座を選ぶとき、どこにするか比較して絞り込むときに忘れてはならない存在に「講師」があります。講師の人柄や指導力が足りないと、教材やカリキュラムが良くできていても、その効果がじゅうぶんに発揮されない恐れがあるからです。

ところで、有名な通信講座や通学講座だからと言って、そこの講師が優秀な指導者だという保証はどこにもありません。メジャーな講座だったら、確かにそれなりの資金力はあるでしょうし、優秀な人材を雇えるチャンスはあるでしょう。しかし意外と、講師のスキルは一定していないのです! 

このページでは、講師を軸に行政書士通信講座を決めるときの大切なポイントをまとめてご説明します。

行政書士通信講座は講師がハズレだと集中できない!

通信講座は何でもそうですが、講師と受講生は直接顔を合わせることはできません! しかし、会えなくても講師の質はとても大事なのです! 

通信講座は、講師と物理的に距離があります→その距離を埋められる講師が必須

行政書士の場合も他の資格の場合も、通信講座では講師と出会える可能性はほぼないと思ったほうがよいでしょう……ただし、大手の教育事業者の場合で通信講座と通学講座を併設している場合なら、通信の受講者も通学講座にたまに参加できるチャンスがあるかもしれませんが。

かつての通信講座では、講師と受講者の間はとても離れていました。昔は通信教育といえば、添削スタイルが中心でしたが、あの時代の受講生は、講師の顔を写真でしか知らなかったものです。もちろん声を聴く機会はまず持てなかったでしょう。

しかし、行政書士の通信講座は今ではメディア教材が含まれているのが常識ですね。ということは、行政書士の通信講座を申し込んだら、教材の中で講師を毎日のように見られるわけです。メディア教材の中で、講師がしゃべって授業を行う様子を目にするわけです。当然、声も聴くことになりますね。

ということは? 行政書士の通信講座の講師はどんな人がいいでしょうか? どんな人でもいいでしょうか? 答えは明白ですね。優れた講師がいるところでないと、勉強に大きなダメージが発生するでしょう。

行政書士通信講座の講師を比べるときの大切なポイントとは

講師の声

これは、相性や好き嫌いもありますが……そして、録音時の技術加工もありますが……、それでも講師の声はかなりの影響があります。

講師の声が聞き取りやすいことは、通信講座では必須条件です。これは、受講申し込みの前にサンプルの映像をよくチェックして確かめておくしかありません(口コミで確かめることもできますが、好き嫌いもあるわけですから必ず自分の耳で確かめることをおすすめします)。

※映像型の教材でない場合、すなわち音声だけの教材の場合(CDや、音声データだけダウンロードしてiPodのような携帯型プレイヤーに入れるタイプの教材)となると、講師が耳に心地よい声をしているかどうかは、影響がいっそう強まりますね。

講師の話術・プレゼンテーションスキル

声と同時に大切なのが話術でしょう。それなりの手間暇をかけて教材をつくっているところであれば、わかりやすい説明になるように台本等をつくるものです。しかし最後にものをいうのは、各講師の力量です。これもサンプルの動画等をよくチェックして確認しましょう。できれば1回だけではなく、何日かかけて数回聴いてじっくりと検討したほうがよいでしょう。

講師の姿

これはあまり関係ないかもしれません。ただ人間には、理屈では語れない好き嫌いというものがありますね。どうしても好きになれない外見、好きになれないタイプだったら、申し込んでも勉強に集中できなくなるかもしれません。

※さてここまでは、DVDやWebストリーミング動画のようなメディア教材を使う場合に当然の条件ばかりを並べてきました。
ここからは、また異なる条件を取り上げてみようと思います! 

講師からのサポート

講師からのサポート……は、通学講座の場合にばかり取り上げられる条件かもしれません! しかし通信講座の場合でも講師にサポートを受ける可能性はじゅうぶんにあることを忘れないようにしていただきたいところです! 

たとえば質問サービスは、どこの通信講座でも非常に重要なサポートです。通学講座の受講者は質問したくなったら、出席時に質問できる機会がいくらでもあるでしょう。しかし通信講座では講師と会ってしゃべるチャンスはまずありません。

そこで、会わなくても質問ができる仕組みができている通信を使うほうがわからないことを簡単に解決できて非常に助かるのです。もちろんこれは、講師が直接回答するのではなく、他人が回答するケースでもかまいませんが。

ただこの点は、質問の受付・応答以外の形式でもよいでしょう。たとえば、昔懐かしい「添削スタイル」でも、講師が丁寧なアドバイスをしてくれるならそれだけでもかなり助かることがありますね。そのほか、試験日が近づいてきたころに講師から励ましのメッセージやエールが届く、といったサービスを提供しているところもあります。

講師からの情報発信

これは上に書いたばかりの、「講師からのサポート」と重なります。メールマガジンや受講生専用サイトの内部で、講師がいろいろな情報を受講生に送り届けてくれるサービスも、あるとかなり便利なものです。このほか、Youtubeの動画であったりブログであったりSNSであったり……と、今なら講師が新しくて中身の濃い役立つ情報を配信する方法は、いろいろなパターンが考えられます。

行政書士の講師はベテランのほうがいい?

通信講座の講師の経験値の違い

これは通信講座と通学講座の両方にあてはまるポイントです。行政書士の講師には、さまざまな人材がいます。やはり、経験豊富な人材に教われたらそれに勝るものはないでしょう。

では、講師の経験値や実力を左右する要素とは? どんな条件がありそうでしょうか? 

行政書士の資格

これはやはり重大な要素でしょう! 行政書士の試験の受かり方を習うなら、すでに試験をクリアして行政書士として登録している方を選ぶのが当然ですね? しかし、どこの講座でも必ず現役の行政書士をあてがってくれるとは限りません。

これは行政書士の受験だけに当てはまる話ではありませんが、難関資格の試験突破のための講座では、その資格をまだ持っていない人が何食わぬ顔して教えていることが……実は、あります! もちろん、どちらかといえば少ないでしょうが……ゼロではありません! 

したがって、行政書士の資格を持っているのかどうか、チャンスがあれば確認したほうがいいでしょう……これは、各講座のオフィシャルWebサイトで確認できる可能性がありますが、絶対ではありません。

気になるようなら、行政書士の連合会のWebサイトで調査するという手もあります。

日本行政書士会連合会 行政書士会員検索

「行政書士会員検索」というページがありますから。これを使えば、調査はだいぶうまくいくはずです。

指導歴

やはり、指導歴が長いほうが平均して指導能力は向上することでしょう。これも、各講座のWebサイトで何となく読み取れることがあります。また、各講座の口コミを調べると、講師の名前が出てくることはよくあります……何年も前の口コミにその講師への評価が出てくるなら参考にするとよいでしょう。

ところで、行政書士の通学講座・通信講座の講師はこれまでに、経験が非常に少ない人材が担当していることがけっこうあった模様です……行政書士の資格を取得してまだわずかな期間しかたっていない、という意味です。

最近は募集自体が減っている可能性が高いのですが、かつては「資格を手に入れたものの、なかなか仕事をとれなく困っている行政書士」が、講師の求人を探して糊口をしのいでいる……なんて話がけっこうあったのです! 

もちろん、ルーキーの行政書士だからといって指導力が低いとは言い切れません。ただ、このような講師の場合は経験豊富な講師よりもいろいろな点で後れを取るリスクがある、そう結論せざるを得ませんね。

行政書士として、果たして現役なのか? それともあまり活動していないのか? 

これは、上に書いたばかりの「指導歴」とかなり深いかかわりを持つ話になります。

指導歴が長いほうがもちろん何かと頼りになりますが……その場合は、「行政書士としての活動はほとんどしていない」という場合もじゅうぶんにありえます。

たとえば、その通学講座または通信講座を開いている会社の正社員ないし従業員になっている場合なら、行政書士としての仕事はしていない可能性が非常に高いでしょう。そこまでいかなくても、受験生の指導に集中している講師の場合は、行政書士としての活動はだいぶ前からストップしている可能性があります。

講師としての活動に集中しているのであれば、やはり密度の濃い指導を期待できるでしょう。ただ、行政書士としての現場の仕事についてはあまり教えてもらえなくなります……こういった仕事の話は、受験勉強に直接役立つわけではありません。ただ、現職者の体験談を聞けると間接的に役に立つことはじゅうぶんにあります。

この点については……正解はありません。受験指導に専念している講師にも、現役の行政書士として活躍している講師にも、独特のメリットがありますから。ただ、合格後の進路について考えるなら? 合格してから行政書士として踏み出す際に役立つ話をたまには聞きたいと思うのなら、現役で頑張っている講師に習ったほうがよいでしょう。

経験豊富なベテラン講師は頼りになる!でも必ずいいとは限らない!?

経験値の豊富な講師は、著名人としてファンを抱えることすらあります! 

さて、たった今上で書いたように「講師として毎日全力投球している場合」も「講師の仕事プラス現役の行政書士の仕事、両方に全力投球している場合」も、とにかく経験が豊富であればあるほどベターでしょう。

経験豊かなベテラン講師は、その講座の歴代の合格者から慕われていることがほとんどですね。合格者の口コミを読みと、講師にどれくらい感謝しているのか、ありありと伝わってきますね。有名な講師は、フルネームで検索をかけるだけでも大量の情報がずらりと並ぶものです! 

有名な講師が、実はさり気なく「裏切り行為」を働いていることがある!? 

ここでいきなり水をさすようですが……実は、ベテラン講師にもときには、困った問題が見つかります。それは、講師が「ふたまたをかけている」ことがある、という話です。

大学受験の予備校の講師の中にも、すごく人気を博しているベテランが昔からいましたね。そのようなベテランは1000万クラスの巨額の年俸を稼ぐこともザラでした。このようなベテランたちのヘッドハンティング……早い話引き抜き合戦が裏で繰り広げられることもありました。

そして、行政書士のような難関資格の受験指導の世界でも、それと似たような展開が繰り広げられているのです。その結果、一部の講師が2社以上の会社で(同時期に)指導を担当している、という事態が発生しているのです。

こちらのページやこちらのページでも説明していますが、現在同時に3つの会社で行政書士の通信講座の指導者となっている人気講師がいます。スタディング・クレアール・たのまな(ヒューマンアカデミー)の3社で並行して教えているのが「竹原健」講師です。

もちろん、3社とも従業員として教えているわけではないでしょう……いわゆる事業者としての契約だと推定できますね。法律には引っかからないかもしれませんし、3社とも黙認しているはずです。

とはいうものの、まったく同じ時期にライバルとなっている会社の間で二重・三重の契約をして仕事をする~、これは現代のような機密管理に厳しい時代において、ルール違反だとみなす人が少なからずいるはずです。

全然気にしない受講生だってたくさんいることでしょう。しかし、セキュリティという観点で見ると到底褒められた行為とは呼べないでしょう。このような講師が指導する講座に申し込むよりは、専任で担当してくれる講師がいる講座に頼るほうが、いろいろな意味で安心できることは間違いないでしょう。

行政書士の講師はどんな人がいいのか

行政書士の通信講座の講師にも、いろいろな事情があるわけです。これらの事情をまとめると、どんな結論が飛び出すでしょうか? 

  • よく通る声ではっきりと落ち着いてトークできる
  • わかりやすい解説ができる
  • 見た目にも清潔感や人徳が感じられる
  • 情報発信や質疑応答にも余念がない
  • 指導者専門でもかまわないが、現職の独立開業型行政書士であるほうが仕事の話を披露できて面白みがある
  • 同時に2社以上と契約するような真似をしない

講師のサンプル映像をよくチェックしたり、講師のプロフィールをよく検索したりと、申し込みの前にできることはいろいろとあるはずです!